木偶房日日録

江上之清風 山間之明月

菖蒲に白鷺

歌川広重の短冊集から

「菖蒲に白鷺」です。

たくさんある画題の中でこれが一番気に入りました。
よく見ると白鷺の羽が「空摺」になっています。
凄技(すごわざ)です。
画面の左上に
白鷺下田千點雪
黄鶯上樹一枝花
とあります。
現代語にすると
白鷺が田に下りると点々とした雪のようだ
黄鶯が樹に上ると一枝に花が咲いたようだ
となります。
広重ブルーのグラデーションがとても美しいです。